2017年8月28日月曜日

ブタペスト出張メモ

詳細は後日として、記録を残しておきます。 
Scratch Conference 2017 Budapest への参加(2017/08/20-27) 

8/22
発表内容および今年度研究の打ち合わせ
場所:Gozsdu Court Aparthotel(Király utca 13, 1075, Budapest)
参加者:宮田義郎、上芝智裕(中京大学)、原田、八城、飯塚、山内(未来大学)
各発表内容確認と、この後のデザイン学会、研究会に向けてのテーマや松堂内容について議論した。

 8/23 14:00-17:00
会場:1117 Budapest, Pázmány Péter sétány 1/c, Hungary, Eötvös Loránd University, Faculty of Informatics
「‘ZERO DAY’ - Scratch Conference 2017 in Budapest(カンファレンス参加者向けの体験イベント)」に参加した。Scratchに関連した様々なでも展示を体験、子供たちの活動を見学した。

 8/24 9:00-18:00
Central European University(1051 Budapest, Nádor Street 15, Hungary)
カンファレンスに参加。上芝の口頭発表、八城のテーブルトップ発表を含め、様々な知見を得た。

 8/25 9:00-17:00
Central European University(1051 Budapest, Nádor Street 15, Hungary) カンファレンスに参加。宮田の口頭発表を含め、様々な知見を得た。
15:25-15:45 「Utilizing Puppet Theater for Programming Education」というタイトルで口頭発表を行った。

2017年6月3日土曜日

石別フィールドワーク

プロジェクト学習「使ってもらって学ぶフィールド指向システムデザイン2017」の一環で、フィールドワークに行ってきました。
五稜郭駅集合で、道南いさりび鉄道を利用しての、日帰りツアーです。
行き:五稜郭10:45→渡島当別11:24
 帰り:渡島当別15:39→五稜郭16:17

天気はあいにく雨でしたが、これはこれで楽しかった。


雨で、スケッチはあまりできなかったけど、いろいろ発見できました。


実は、函館生活6年目にして「初」五稜郭駅。まちを代表する施設の名前を冠した駅なのに、場末感満載。これはこれで、好きだけど。

面白いことやってるんだけど、もう少し説明もして欲しい・・・。



行きに乗った車両は、「ながまれ号」初号機でした。

「渡島当別」駅舎が教会風なのは、近所にトラピスト修道院があるかららしい。

「プロジェクトの成果はここでも発表したいね」と大人だけで盛り上がる、の図。

急坂を登って(冬は、車でも無理かも・・・)、風の丘に到着。

カレーもピザも(ノンアルビー◯も)、美味しゅうございました。

満腹感に浸りつつ、ログハウス探検。


おっと、灯台をチェックしそびれた・・・。

風の丘を満喫し、駅を目指す。

陸橋をくぐり、橋を渡り・・・

神社を探検し・・・

小学校の不思議な彫刻と、グランドの「ピカチュウvs.アンパンマン」を横切り、公園の花見の名残に想いを馳せ・・・

素敵な階段小道を下り・・・

「丸メ」ってなんだ?

クジラ発見。

Nさん発見の謎の建造物を調査。

さいごは、残念ながら閉館してまった「男爵資料館」を外から眺めて・・・駅へ。

現れない学生たちを(ちょっとだけ)心配しつつ、帰路へ。

帰りの車両は、なんと今日デビューしたての「赤い」ながまれ号でした。

次は絶対、Bromptonを連れて行きたい。

2017年5月3日水曜日

久々のスケッチサイクリング

参加者:原田、山内、濱本、鳥井、堺、菅原、村山


5月3日、9時にデザインベース01に集合。まずは幸坂を歩いて登り、山上大神宮へ。ここで、まずは肩慣らし。スケッチ第1ラウンドは「気になったものを何でも書いてみよう!」。
まずは、簡単に書き方のコツを説明。

後は野に放つ!


函館湾を見渡しながら、坂を再び下り、船見公園へ。


ここは「常盤小学校」の跡地にできた公園で、「ハイジのブランコ」と勝手に名付けた遊具がオススメの、隠れスポット。




こんな函館の街はずれ(!?)でも、子供が遊んでいる気配があるのが嬉しいね。
美味しい空気を胸いっぱい吸い込んだら、坂を下って基地に戻り、いよいよ自転車ツアーを開始。
まずは西の外れ、かつては海水浴場だった前浜へ向かった。


ここに立つと、高田屋嘉兵衛が函館湾を見つけた時はどんな感じだったのだろう、といつも考える。冒険はいいなぁ。


いつもなら、この先の洞窟(トンネル?)まで歩いて行くところだが、思いのほか風も強く寒いので、スケッチもせずに次のスポットへ。
・・・というか、もう休憩。坂を登って「ティーショップ夕日」で一服することに。


ひとしきり緑茶を飲んで、再スタート。


高龍寺の境内で、様々な建築装飾を堪能し、入船漁港へ。


スケッチ第2ラウンド「船を描くぞ!」。30分ほど頑張ったか。


この後、せっかく外れまで来たので「函館市国際水産・海洋総合研究センター」へ。
駐車場で、再び函館湾を見渡したものの、風が強いし、寒いし・・・。スケッチは諦めて、ランチタイムへ。



福々亭は、昭和の匂いの残る大衆食堂系中華料理屋さん。料理が出てくるまで、ここでもスケッチを。

満腹になったところで、午後の部スタート。
大三坂ビルヂングを経由して、元町配水場へ。
今年の桜はあまり一気に咲かず、葉桜状態だったが、ここはいい感じで咲き乱れていた。

スケッチ最終ラウンドはここで。
当初の予定は15時までだったので、ここで一部のメンバーとはお別れ。
一服しながら余韻を味わうため、谷地頭の「カフェClassic」に向かいました。


4人で回覧しながら、それぞれの成果を共有した。
その後、打ち上げと称して函館公園の花見屋台へ。


焼き鳥&一杯飲んで(自転車ですからソフトドリンクですよ・・・汗)解散した。
お疲れ様でした。


2017年4月23日日曜日

「Small Town Market 坂の途中のチビマルシェ」に参加

挑戦・体験!ピタゴラ装置

伝統的建造物の活用として、リノベーションが進んでいる『大三坂ビルヂング』で開催されたイベントに参加してきました。

Small Town Marcet
-坂の途中のチビマルシェ
2017年04月23日(日)
10:00〜15:00
第三坂ビルヂング(函館市)

われら「やってみてわかるラボ」に課せられたお題は「来場する子どもたち(幼児)にピタゴラ装置を提供したい」。大学の授業でやっている「拡張現実ピタゴラ装置」の事を知って、誘っていただけたようです。

コンセプト・メイキング

・小部屋をひとつまるまる使って
・その場にある材料で
・即興的な表現
最初は、「建物全体を使って」という最大レベルから「屋台のひとつとして」という最小レベルまで、可能性を検討しました。自分自身の記憶やこれまでやってきた小学生向けのワークショップの経験から、テンションの上がった子どもたちは制御が効かないので、「他の屋台と一緒は無理だな」「目の届かないところで絶対怪我をする」といったリスクの回避のため、最終的には小部屋を一部屋まるまる使う方向で場所は決定しました。また、開催の背景にある、大三坂ビルヂングの魅力を伝える、という趣旨を受け、建物内にある家具やリノベーションで出てくる廃棄物など、その場にあるものを使って表現しよう、という方向で準備をすることにしました。もうひとつ、事前にテストしてある程度練習したほうがよいかとも思いましたが、そもそもその時間を取れないし、即興性こそ一緒に手伝ってくれる学生たちの学び、と(都合よく)決断して、当日ぶっつけ表現に臨みました。
イベント全体の様子 映像 by 山内雅貴

振り返り

メンバー:原田、上芝、八城、堺、菅原、山内
準備:その場にあるものを集めて表現する、というやり方は面白い。木製のドア、椅子、ベンチなど、いい感じに欠けたり壊れたりしている古い道具を組み合わせた造形物はそれなりに絵になっていました。大型のビー玉とゴルフボール、そしてレール用にプラスティックダンボールと筒状のスポンジ?を用意していきました。また、ピタゴラギミックには、大学の授業やプロジェクトで使った杉の端材を持って行きました。
ビー玉は子どもたちに見せたら持っていかれるなと予測していましたが、それはほとんどありませんでした(もちろん、欲しくなたら持って帰っていいよ、と言うつもり)。ビー玉の強度はこれまでの経験からあまり心配していませんでしたが、何個か割れたものがあります。破片がこままくならない割れ方だったので怪我もなく助かりましたが、さすが子供のおもちゃは考えられているなぁ。
装置制作:素材を考える時点から、ある程度は頭の中でシミュレーションはしていましたが、当日の学生たちとの共同作業を重視しました。大雑把でも、小さい人々が楽しめる規模、という意味で、充分な規模だったと思います。木製ドアを土台にし、その周辺に壊れた椅子やすのこなどを配し、筒や紙コップを使ってレールを作りました。端材をテーブルの上に適当に配して障害物や音のなるギミック(ビー玉が端材に当たるととてもいい音がします)として利用しました。音といえば、当日の朝、急に思いついて、ミニギターも一台持ち込みました。弦を鳴らしたり、弦をレールにビー球を転がせると面白いなと、閃いたからです。全体は、いろいろ壊れて3回くらいは作り直しか、と想定していましたが、最初の制作からほとんど崩壊せずに、5時間を乗り切りました。
当日のピタゴラ装置紹介 映像 by 山内雅貴
聞こえている音楽は当日会場で流していた「ピタゴラ小組曲」


活動:久しぶりに、小さな人々の様々な活動を観察できました。最初は「順番」「いれて」「ください」「どうぞ」など、躾が出来てる?というような穏やかな印象でしたが、あっという間にカオスに。両手から溢れんばかりにビー玉を集める、レールや筒に一度に沢山ビー玉を詰め込む、紙コップにビー玉を盛って独り占め、転がる途中のビー玉を奪い取る・・・本能丸出しで、見ているだけでも微笑ましくなります。
一方で、テンションが上がって何かに気をとられると他が見えなくなるのも、子どもの常。台の上を突っ切ろうとしたり、椅子を蹴飛ばして構造体を崩したり・・・。これらは想定内だったので、事故や怪我につながる事態はありませんでした。とはいえ、このようなイベントでの安全管理はとても重要で、正直、ヒヤヒヤの5時間でした。
学生と子供たちで、一緒に装置を拡張したりする場面も見られるかと思いましたが、子供たちはビー玉の動きに夢中で、コースデザインまでは意識が行きそうにありませんでしたね。そのため、チームメンバーは子供たちを見守る距離感での関わり方となり、それが「託児所」のような印象を与えたのか、子どもを放置してその場を離れる親御さんもちらほら。これは今後の検討課題だと思いました。

ここまでの活動記録

2月7日(火)トンボロさんで蒲生さんたちと待ち合わせ、大三坂ビルヂングのリノベーションプロセスを映像に残すプロエクトを依頼。その後、現地の下見をした。

2月19日(日)このイベントで「ピタゴラ装置」体験をできないかと打診あり。

2月26日(日)タイトルを『挑戦・体験!ピタゴラ装置---公立はこだて未来大学 やってみてわかるラボ』に決定


3月4日(土)実施のための下見で大三坂ビルヂングへ。建物内にあるものを集めて、ピタゴラ装置の材料にすることにした。


4月9日(日)準備のため大三坂ビルヂングへ。ピタゴラ装置に使う材料を選別。オルガンと、木製のワゴンを譲っていただくことに。


4月20日(木)オルガンとワゴンを引き取りに。

4月22日(土)ピタゴラ装置用の材料を搬入。(杉の端材、スチロールのパイプ、プラダンなど)

4月23日(日)当日。600人もの来場者!
打ち上げはまるたま小屋で。