2023年4月13日木曜日

16歳へのメッセージ

新入生のデザイン系授業の第1回(オリエンテーション)で、入学祝いと授業への心構えを、言い忘れなく伝えるために、詩のかたちにして朗読しました。これはことばのデザイン・・・のつもり。ことばを使ってモノ(詩)をつくり、新入生の心をゆさぶる機会(コト)を起こそうとしました。詩のセンスは・・・ないなぁ。

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問い続けろ

問う力をつけよう
与えられたモノ
目の前の世界
自分の立っている足元に対して
問う力をつけよう

観察と妄想 それが始まりだ
思考停止で済ませずに
ただ文句を言うのでなく
どうやってそうなったのか
自分ならどうするか
向こう側の世界を慮る
それがコトを起こす人に必要な
最初の修行だ

問う力をつけよう
全てのモノ
全てのコト
その向こう側には
必ず誰か人がいる

なぜ問うのかって?
流されないため?
自分として社会の中で生きていくため?
それもある

でももっと大事なことは
誰かが向こう側から
君に何かを送っていることに
気がつくことだ
読み解くことだ

善意だけでもない
悪意だけでもない
キミに気づいてほしい何かが
ずっとキミに投げかけられている

それを受け止め
キミの表現で返してみることで
それが相手に届けば
やっとそこに新たな価値がうまれ
世界が動き始める

ひとり孤独に頑張る必要はない
自分を取り囲む世界の中で
生きていこう!

問い続けろ
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全員には響かないかもしれないけど、誰かに届くといいなぁ。