2009年1月24日土曜日

人茶カフェ2008@東大・福武ホール

語る文化からしぐさの学びへ
人茶カフェ2008のフライヤー

基調講演にてドキュメンティング

「アートとコミュニケーション」というテーマで、鷲田清一氏(大阪大学総長)が講演を行いました。
今回の仕様当日の直前の打ち合わせで急遽、ドキュメンテーションを担当することになりました。こうなるんじゃないかと予感としてロールの模造紙を持っていこうかとも思ったのですが、今回はお客さんに徹したかった・・・。とはいえ、ここぞ「いつでもどこでもデザイナー」の本領発揮。持ち歩いているcopic 12色とPMパッド(A4)で、今回は勝負。
鷲田先生の講演はスクリーンの投影もなかったため、結果的にやっておいてよかった。


語られる内容の構造を視覚化する


私が目指しているのは、出来事(今回で言えば講演の内容)を図解すること。挿絵でもなく、個人的なメモでもなく、その場にいる人たちの共有のための記録、です。正直、ファシリテーショングラフィックスとも呼びたくない。今回は、とにかく話に合わせて図解していくことに加え、最後に全体を一枚(ひとつの図)で説明する、という表現を試みました。まとめの図は鷲田先生にもチェックしてもらいたかったのですが、諸事情によって時間切れ。しかし、講演後に参加者の方たちがこのドキュメンティングシートの前に立って、講演の内容についてディスカッションしている姿があり、とても嬉しかった。
左が講演中の記録で右が最後のまとめ