2011年12月24日土曜日

ウメサオタダオ展@日本科学未来館

世の中はクリスマスイブで盛り上がっているようですが、おかげで会場はとても空いておりました。
国立民族学博物館での展示を見逃して悔いていたのですが、関東でやってくれて、ありがとう!

2011年12月3日土曜日

長崎は今日は晴れだった

昨日の晩、長崎に到着。
ああああ〜 ながさき〜も〜 今日は〜 あめ〜だあった〜♪

科研費総括会議@長崎純心大学

で、今日がメインイベント。データベースプロジェクトの打ち合わせです。
様々な資料を目録化するために共通する情報の項目を確認。これで具体的な作業に取りかかれそう。

科研費成果報告会
幻の「シーボルト日本博物館」を追って@長崎歴史文化博物館


会場は満席、なんと、あの長崎市長さんも参加してくださいました。いい街だ。研究チームの先生方の発表をじっくり聞く。

イベント終了後の慰労会で、市長にある構想を進言。なんか、面白いことが起こりそうでござるよ。

2011年11月27日日曜日

合宿@草津セミナーハウス

「次世代デザインのためのカリキュラム開発」プロジェクト
草津合宿 2011年11月25日~27日


教員と学生がともに考える場
多摩美術大学、東京工業大学、はこだて未来大学、そして千葉工業大学

学生たちの興味は「他の学校でどんな勉強をしているか」にあったようですが、わたしとしては「社会の中に自分(デザイナー)の居場所はどうあるのか」に早く行きたかったなぁ。

議論の中で考えさせられたいくつかの気になるフレーズ
・どれをどれだけやったら次に進めるのか?(学生からの悲鳴!?)
 こういう考え方をしているからいつまでも堂々巡りをしていたり、思考停止に陥るんだな。

・「たったひとつの正解」というものはない。ただしゴールは、許容範囲の中で変わるだけ(教員からのコメント)
 授業を組み立てるときの私たちのメッセージのひとつは確実にこれなのだが、どうして若者には伝わらないのだろう?答えがあると思い込んでいて、早くそれを教えてほしいと待っている印象。

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合宿を終えて、感じていることをメモレベルで・・・
「先生」「学生」という呼び名も、変えていいんじゃないかな。
デザインプロセスはそのまま人材育成プロセスにも当てはまるのではという予感。

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合宿中、ベッドで見た夢
災害は「害」となっているけど、自然災害はむしろ「恵」ととらえると、社会は大きく変わるかも。実際、災害のほとんどは「人災」つまり人間の活動の結果だ。

2011年10月29日土曜日

インフォグラフィックス覚え書き

インフォグラフィックス覚え書き

ビジュアルシンキング


図解改善士

スケッチシンキング - 手と紙とペンで考える。

モヤモヤ議論にグラフィックファシリテーション!


Ads of the World


infogra.me

ツタグラ

2011年10月28日金曜日

第5回 シーボルトコレクション国際会議

大津にてシーボルトの研究に触れる

今日から2日間、じっくり勉強します。
1日目の会場は琵琶湖博物館。大津駅前のホテルから船で移動して会場入り、というおもてなしでした。


イベント自体は30日まであるのですが、最終日は残念ながら参加できず。

2011年10月22日土曜日

ワークショップ参加@京都大学総合博物館

文字:書くモノと書かれるモノの技術史
-楔形文字からヴァーチャルリアリティまで-

公式情報はこちら

2011年10月16日日曜日

久々のCAMP

ZuZieワークショップ@CAMP(Children's Art Museum & Park)

大川センターに来るのは何年ぶりだろ?

公式情報はこちら
http://www.camp-k.com/wsreport/758/

2011年9月30日金曜日

日本を変えるインフォグラフィックス

日本を変えるインフォグラフィックス
"ツタグラ[伝わるinfographics]"
サイトオープン先行イベント Vol.1

facebookで知って、何となく心がザワッとしたので、行ってきました。
「インフォグラフィックス」がすごく誤解されていると思う一方、その価値に期待があつまっているのも解ります。やっと時代が追いついてきたかぁ・・・・というのがあの場の印象というか感想です。
チャンス到来、と信じて突き進みますよ。

2011年9月28日水曜日

中川憲造さんを押しかけ訪問

8月のワークショップの「その後」を報告に。

2011年9月25日日曜日

オープンキャンパス

モーションキャプチャと録音ブースのデモ展示を担当。

2011年9月23日金曜日

第8回情報デザインフォーラム

「紅板締め」プロジェクトのDIGを展示しました。

2011年9月6日火曜日

2011年9月5日月曜日

グラフィックデザイン勉強会 その1

本日のニュー:タイポグラフィワークショップ

千葉工大デザイン科学科では、今年度から3年生の研究室配属の時期が早まり、夏休み前に仮配属されることになりました。せっかくなので「補講」的に、勉強会を開催することにしました。
本当は全員出席してほしかったけど、まぁ夏休みだし、強制もできないので、有志参加形式の開催です。わざわざ参加する学生たちが得をするように、サービスしているつもりです。
私がデザインを学んだ80年代と現在では、グラフィックデザイン分野の環境や道具も大きく変化しています。かつては、最終アウトプットである印刷物の完成までのプロセスの中に、様々な創造の可能性が含まれていました。企画やレイアウト指定という設計段階だけでなく、写植や版下制作、製版段階にも、手を加える余地が残っていて、そんな手間をかけた作品が世に出る度に、「すんげ〜」「やられた〜」と、多くの刺激を受けたものです。しかし現在は、表現のほとんどが個人のパソコンの中で完結します。アプリケーションソフトを使いこなすことが「デザイン」だと誤解している学生(に限らず)は少なくないと思います。
本質が失われ、形式の保持が目的にすり替わっていくのは人の世の常ですが、大学でのデザイン教育に携わる者としては、後輩たちに、デザインの本質についての「知」と「技」を手に入れて社会に出て行ってほしいと願っているわけです。

今日は「文字のデザイン」をテーマに挙げてみました。日常無意識に使っている様々な書体にはそれぞれデザイナーがいて、彼らが目的を持って文字をデザインしていることを知ってもらい、その文字の持つポテンシャルを引き出すための文字組を考えながら文字を組む。そんな心構えを鍛えたい・・・と思ってのプログラムです。

文字をじっくり眺める

新聞の本文に使われている文字を、100均ショップで買ってきたルーペを使って拡大しながら大きくスケッチしてみました。まずは何も説明せず、それぞれが見た通りに文字をA3のスケッチブックいっぱいに描きます。...画面いっぱいに描く、というのもなかなかできないんだなぁ。



案の定、活字の作りについて(授業で説明したはずですが)理解されていないのがその表現に表れます。細かい部分に気を取られて、文字全体のバランスをとらえることができないようです。
活字にはボディという文字が描かれるスペースが設定されていること、文字が元々ペンや筆の運びでできるかたちを受け継いでデザインされていること、文字にも骨格がありそれに肉としての太さが加わっているということ、似たような書体でもディテールの違いによって全体としての印象が変わること、などを伝えてもう一度スケッチに挑戦。
だいぶましなかたちになったかな。

造形要素としての文字

こんどはちょっと視点を変えて、文字のかたちを削っていってどこまでその文字を識別できるか、という表現に挑戦してもらいました。
これは、デザインされた文字を利用する側として、文字の特徴をとらえて表現に活かしていく手法の引き出しを増やすための練習問題です。大胆に文字を刻んでみると、そこに新たな面白いかたちが浮かび上がります。

文字組で遊ぶ

さて今日の最後は、文字をパズルのピースのように見立てて、組み合わせたかたちによって意味を強調する表現の実験。これも手描きでやりたかったけど、時間の都合やそれぞれのスキルの差も考慮してIllustratorを使いました。
まずはスケッチレベルでいろいろ試し、行けそうなものを選んでブラッシュアップ。
文字の大きさを変えたり角度を変えたりすることで、文字のかたちの面白さを再発見してもらおうという試み。特に、文字の大きさを自在に操ることは、視覚表現に置いて重要なスキルだと思うのです。

さて、参加者に響くものはあったかな?

2011年8月30日火曜日

科研研究会2011@日光

ラーニング3.0会議

8月29、30、31日の3日間の集中イベント。タイトルの通り、科研プロジェクトの集まりではありますが、テーマは「ノープラン」。いつもそれぞれ忙しくて、慌ただしく集まって、一気にワークショップをやって、サーッと散っていくメンバーが、ダラダラと!?それぞれの思いを語る、奇跡の研究会でした。

2011年8月27日土曜日

KDSS2011の名を借りて

拓殖大学の岡崎先生が毎年主催している夏セミ、その名も「KANSEI Design Summer Seminor」。今回は8/26〜28日の3日間。一年ぶりに参加しました。とはいえ、目的は“つくば系”教員仲間との飲み会。我がゼミの学生は連れて行きませんでした。いろいろ思考を巡らすには、こういう時間が必要です。

参加している学生からは、「あの酔っぱらいのおっさん、誰?」って感じだと思うけど、ごめんなさい。

2011年8月16日火曜日

情報デザインワークショップ@千葉工業大学

地域・コミュニティを楽しくするためのデザインワークショップ

ゲストは中川憲造さん。

2011年8月6日土曜日

人形劇フェスタ@飯田(長野県)

ポペットくんとケーキ 2011

本当は新作を考えていたのだけれど、震災などで気持ちが折れて、それでもやっぱりやろうと、持ちネタの再演で参加してきました。

2011年8月4日木曜日

名古屋で博物館チェック

夏休みの定番

出張のついで!?…時間ができたのでずっと気になっていた自動車博物館と科学館を取材。

2011年8月3日水曜日

リフレクションパーティ

振り返りのためのツール開発

フレームを用意するべきか、いつも悩むところ。

2011年8月2日火曜日

ワークショップ@とよた科学体験館

さていよいよ実践

学生たちの奮闘はいかに。

2011年8月1日月曜日

集中講義@中京大学

明日のWSに向けて

突然「ワークショップを企画・実践してください」と言われたら、学生はどう振る舞うのだろうか。

2011年7月31日日曜日

中京大学へ

World Museum project

明日から始まる集中講義に参加しつつ、経験の視覚化の実践をおこないます。

2011年7月29日金曜日

卒業研究中間発表会

ふう、やっと半分

卒業研究の中間発表

中間とは言っても、「これからやります」的な状況が全体の印象でした。
学生のプレゼンのなかで、一つだけ記憶に残ったのは
「ひとりごはんは、自分と料理とのたいわなんです」

何かの受け売りかもしれないけど、このフレーズ、使わせてもらいます。

2011年7月25日月曜日

「紅板締め」展、内覧会

歴博がパァっと明るく感じる

いい展覧会です。ぜひ足をお運びください。ついでに学生たちの作品も見てください。

2011年7月24日日曜日

歴博に学生作品を搬入

歴博に作品!?

実は今回の企画展に、私が担当する授業のプロジェクトで参加しています。(→詳しくはこちら

19日に予定していた搬入ですが、体長不良で今日に延期していただきました。
とりあえず箱は置いてきましたが、中身は全然。未だ戦っています。今晩も寝られない・・・。

2011年7月10日日曜日

SCRATCHミーティング?

やっぱりドキュメンテーション

今後、プロッキーとポストイットは必携とします。

2011年6月29日水曜日

筑波技術大学にて特別講義

図解表現をテーマに

学会で疲弊した体にむち打って(!?)やってまいりました。

受講する学生たちは聴覚にハンディキャップを持っているので、できるだけヴィジュアルで訴えるように準備はしていきましたが、「彼らが普段、知識とどう接しているか」について私に予備知識が無いため、うまく伝わったか不安です。が、以外とみんなしっかり聞いてくれている様子だったので、これはこれで良かったのかも。今日は、手話通訳の方がついて、同時通訳を通しながらの講義だったので、いつもの早口はなんとか封印され、ゆっくりじっくり話せたのは確か。

後半は表現活動

「図解力アップドリル」の宣伝もかねて・・・後半はワークショップ。このあとの授業課題につながるよう、動くおもちゃを題材に形や動きをとらえて表現する基礎的な考え方や方法について共有しました。

2011年6月23日木曜日

日本デザイン学会開催

デザイン学会開催 会場校です

明日から3日間、ここ千葉工業大学津田沼キャンパスで、「日本デザイン学会第58回春季研究発表大会」が開催されます。私の担当は、広報とサイン計画。
備忘録的に、今回の学会関係制作物についての考え方を残しておこうと思います。

シンボルマーク

今回の大会テーマは「産学コラボレーションによるデザイン」。コテコテですが、二つの流れが出会って絡み合いながら進んでいく、というそのまんまのイメージをシンボルにしました。配色は会場となる千葉工大のイメージで。コラボレーションを人と人の関わり合いや営みとして表現するため、水彩(的)な処理を施しました。

印刷物

広報についてはポスター、パンフレット、プログラム冊子、概要集巻頭資料・・・と、ミスで周囲にご迷惑をおかけしつつ、なんとか今日までたどり着いた感じです。上記シンボルマークを生かしたデザインであることは当然ですが、もう一つのテーマとして「エコ」を意識しました。簡単に言うと、紙の消費量を抑える、ということです。特にパンフレットは8p→6p、プログラムは16p→12pと、力技でページ数を抑えました。
震災による紙不足、原発事故などによるエネルギー不足と重なり、結果として多少の貢献はできたと思います。

会場サイン

こちらもエコ!? 最小要素で最大効果を狙いました。サイン計画については大学院生と学部4年生も数人、制作のお手伝いをしてくれたおかげで、なんとか間に合わせることができました。
屋外サインは、設置場所の制約が多いこととこの地域の強風を考慮し、大学が所有している小型の立て看板で対応しました。今回の課題は、日によって会場となる建物が変わる(2カ所)ことです。これについては、正門におく最初のサインにのせる会場地図で一枚の地図に両会場を表示せず、日程に合わせてその日の会場のみを表示する方法で対応しました。
屋内サインについても制約があり、壁に掲示物を直接貼付けるのは避け、基本的に小型の掲示スタンドを使用しました。最小数のサインで、なんとかまかないたいと思います。

2011年6月17日金曜日

調査5日目

あっという間に最終日

今日も引き続き、資料撮影隊です。
おもちゃ、あるいはお土産、と思われる資料を記録しました。
数センチサイズの人形群。江戸時代にこんなものがあったということに驚きです。ポージングの説得力も、ディテールの作り込みも、感動ものです。軽いし、表情豊かだし、このサイズで肉球まで付いています。いまどきの怪しいキャラクターグッズに勝るとも劣らない、当時の職人魂にあおられっぱなしです。
今日も暑かったけど、楽しかった。

これにて、今回の資料撮影は打ち止め。

2011年6月16日木曜日

調査4日目

さすがに疲れてきました

撮影場所が暑い・・・。夕方、というか夜、日が落ちてから雨が降り出しました。涼しくなったぁ。

今日の獲物は

昨日に引き続き、民具のコレクションを撮影。何だろ、この精度は。こんな素敵な道具を使ってた社会はどこに行ってしまったのか。
約1cm四方の中にこの密度。愛着もわくし、長く使うよなぁ。100均?笑っちゃうね。

2011年6月15日水曜日

調査3日目

既に自分のオフィス化

撮影は収蔵室の外側にある階段の踊り場でやっています。ほとんどプチ事務所です。が、天井がガラス張りで、暑い・・・。
収蔵室の方は結構エアコンが効いているので、通常体温の高い私は動物園のシロクマのように、部屋と廊下をウロウロ行ったり来たりしながら、シャッターを切っています。ジャマ・・・!?
今日も昨日に続き、日用品的な資料の撮影。どれも、今作れる人はいないんじゃないかと思うモノばかり。工業化、大量生産はろくな結果を生んでないように思えてくる。

2011年6月14日火曜日

調査2日目

コスト無視の素敵な工芸品から、今と変わらない日用品まで

シーボルトが集めたとされる様々な資料の撮影を朝から夕方まで、そしてビールに溺れてホテルで寝る、そいう生活のペースができてきました。

今日からは、撮影スタッフとして。研究メンバーの先生とペアで、収蔵品の目録をたよりに、シーボルトのコレクションを写真に記録していくミッションを担当します。
今日の成果は主に「民具」。精巧な船の模型から「箒」まで、江戸末期の色人魂をフレームに納めました。

大学時代、写真の授業は大の苦手だったのに、社会に出て広告の仕事で偉そうに写真のディレクションをし、この歳になってついに自らカメラマンに・・・。ほんと真面目にやっとけば良かったと悔いています。「大辻清司」先生のオーラを浴びていたのに、バカな学生でした(泣)。

2011年6月13日月曜日

ミュンヘン国立民族学博物館調査

数ヶ月ぶりのミュンヘン

今日から一週間、博物館の収蔵庫通いです。
「日本関連在外資料の調査研究」プロジェクトとして、シーボルトが日本から持ち帰った様々な資料を目録化、活用するためのデータベースのデザインに関わっています。
絵画、工芸品、漆器、磁器・・・など、多岐にわたる様々な資料の情報をひとつのデータベースにまとめて、研究者の活動に役立てようという、夢の膨らむプロジェクトです。
今日は絵画系の資料のリスト化をお手伝い。
研究者自身が直接データ入力や内容の改変に携われるように、というミッションですが、なかなか大変です。
今回は「Eye-Fi」という、デジカメから直接パソコンにデータを送るツールのテストもしたかったのですが、ネットワーク環境がネックです・・・。

明日もがんばろ。

2011年6月6日月曜日

アウトプットのキーワードは「キット」だぁ

卒業研究のためのワークショップ その3

ゼミの4年生たちに、卒研最終成果物のボリューム感をイメージさせるために、「型」を決めました。
メッセージを伝えるために、メッセージの表現:コンテンツ、コンテンツと利用者の関わり方を規定する道具更にはそれによる体験:ツール、そしてこれら全体を説明するとともにひとまとまりとして扱うことのできる器:パッケージ。この3層構造で作品と制作報告書を作ってもらいますよ。しっかりね。

2011年5月30日月曜日

写真撮影について考える

卒業研究のためのワークショップ その2

ネットワークを利用したコミュニティのデザインをテーマにしているゼミ生が何人かいるので、写真の利用をテーマにしたワークショップをやっています。
今日は写真の取り方について、共有しました。

2011年5月21日土曜日

第7回 情報デザインフォーラムに参加

テーマは情報を伝えあうためのデザイン

TUBE GRAPHICSの木村さんが中心に開催されるワークショップ、いつもお誘いいただくのになかなかきちっと参加できず、心苦しく思っていました。でも今回はフルで参加できて本当に良かった。
今回のWSのテーマは、もちろん311震災を経てのもの。木村さん自身も被災地の出身とのことで、その思いが伝わる企画でした。

わかるための表現と伝えるための表現

要点は、何かを伝え次いでいく「コミュニケーション」をデザインによって支援するなら、わかるプロセスも一緒に伝える必要がある、ということでした。
大抵は何かことが起こると、世の中は「モグラ叩き」的に、その結果についてだけを解決しようとしがちです。でもそれでは本質的な解決に至らない場合が多い。それを批判的にとらえることは、受け手の努力に依存します。また、問題の解決を自分以外の誰かにゆだねてしまうと、そこに油断が生まれます。理解には、送り手だけでなく受け取る側の努力も必要だと思います。逆に、送り手側の理解の体験を受け手にもしてもらうこと、受け手が理解のプロセスを自身の表現活動(ことばや絵という意味だけでなく身体性も含めて)によって体験する仕組みを提供することがデザイナーの役割、と言いたいところです。

プログラムの構成から、今回の私のミッションは、前半のワークショップと後半の中川憲造さんの講演を結びつけること、と解釈しました。事例として作品紹介を・・・ということでしたが、30分という時間を有効利用するため、巨匠の前座・前フリに徹して話してみました。
最近、マイブームの手描きプレゼンです。会場に着いてから、ワークショップの様子を見て、この内容に決め、登壇時間までに描き上げたものです。あ、もちろん事前準備はしていきましたよ(汗)。
伝えたいことを「一枚の図で説明する」。いまこだわっているアプローチです。構造化されてるから、聴く方もわかりやすいと思うのですが、参加者の方、いかがでしたでしょうか。
そうそう、講演の中で紹介できなかった「ドキュメントウォール」の例はこちら。このブログにもいろいろアップしていますので、右の「Documentation Wall」ラベルをクリックしてご覧ください。

そしてインフォグラフィックス界の巨匠、登場

今回のメインイベントはなんといってもこちら。
中川さん自身の作品を、歴史的、社会的背景もふくめて、わかりやすく丁寧にお話しいただき、感激です。

パネルセッションという名の懇親会

WS参加に方たちとはあまり議論ができませんでした。
一期一会なのに、私としたことが。中川さんとお会いできて、舞い上がっていたもので。
申し訳ないので、ここで総括しておきます。
グループごとの特徴として、個人の判断力、集団としてのルール、歌や映像メディアでの伝承、イベントなど体験・体感によって経験値を上げる、などの視点が提示され、とても興味深いと感じました。ただ残念だったのは具体的なコンテンツ、つまり何を「理解」していれば生き延びられるのか、という視点についての議論が少なく感じたことです。時間が短かったこともあるでしょうか、まとめよう、うまくやろう、という意識が強かったのかも。会場には3/11から3/31までの神奈川新聞も用意されていましたが、あまりチェックされていませんでしたね。
災害というのは予想もしなかったことが起こることなので、「知っている」というよりは「知らないことにどう立ち向かうか」という応用力や瞬発力を持った知恵の勝負だと思います。そのような知恵を手に入れるために、今からできることは何でしょうか。
生き方の本質として、できることは何でもやる、目の前にあるものは何でも使う、どんな手を使っても目的を果たす、という「勢い」も必要なのではないでしょうか。目の前にネタがあるのに使わないなんてもったいない!

終了後の宴

イベント終了後は、「中川さんの事務所見学」経由、打ち上げパーティでした。わたしにとっては、大ファンである中川さんとの一日、こんなに楽しく過ごせて幸せでした。

2011年5月19日木曜日

創造的なスペース その1

ロッカーにホワイトボード

貼ってみました。やる気、出るね。

ゼミ室のロッカーにも。

2011年5月16日月曜日

立体視ワークショップ

卒研ゼミWS その1

連休も終わって、夏までは全力疾走、という時期になりました。我が研究室の4年生たちもそろそろネジを巻いてあげないと・・・。ということで、今日から毎週月曜日は「WSの日」。手を動かしながら、カメ歩きで卒業研究を進めていくことにます。

3D表現がしたい!

・・・ということで、今日は立体視のワークショップ。
もはやテレビも3D時代。しかし、そのしくみも知らずに「うわーっ」と喜んでいるだけでは、デザインを生業とする者としては物足りない。まずは、アナログ表現でその原理を実体験しようというワークショップをやってみました。

立体視の基本

まずはプチレクチャー。「両眼視差」について概説後、様々な立体視表現を共有しました。
両眼視差/立体視/ステレオグラム/3次元ディスプレイ

赤青メガネを制作


さて、いよいよ実制作。まずはメガネの制作から。材料は赤と青のセロファン(ユザワヤで事前に購入)、ケント紙、接着テープなど。メガネをデザインし、ケント紙で形にします。
ちゃんと耳に引っかかるようにデザインしないと、すぐ外れてしまいます。はちまき型は意外といけます。
セロファンは、今回は右目用が青、左目用が赤、としました。
資料で用意した絵本『立体で見る〈星の本〉 (かがくのほん) 』も見るために、この絵本がそうなっているのにあわせました。

▲完成したメガネは現在、研究室に展示中

サインペンでお絵描き

青と、赤のサインペンで絵を描きます。メガネの右目用が青、左目用が赤、なので赤い線に対して青い線が右に寄るほど手前に、左に寄るほど奥に見えます。
ところで人間の目のすごいところは、青い線と赤い線のつじつまが合ってなくても、結構立体に見えてしまうことです。みなさん、見えてるものが真実と思ってはいけませんよ。

最後は展覧会

メンバーが描いた作品をみんなで鑑賞しました。廊下に貼りだして、ギャラリー形式の展覧会です。変なメガネをかけた人たちが廊下をうろうろする姿は、さぞや不気味だったでしょう。
さて、これがちゃんと卒業研究に反映されると良いのだが。

2011年2月25日金曜日

デザインフォーラム2011

千葉工業大学 デザイン科学科 学外展

今日から27日までの3日間、毎年恒例の作品展です。

2011年2月9日水曜日

シンポジウム@メディア芸術祭

かえり道のアートスペース

プロジェクトリーダー!?の応援に行って参りました。

2011年2月8日火曜日

デザイン科学科 修論発表会

疲れました。全員の発表を聞きたかったなぁ。

2011年2月4日金曜日

2011年2月1日火曜日

メディア芸術祭 内覧会

「かえり道のアートスペース」スタート

2011年1月28日金曜日

「デザイン・構成・創造」研究会@東京工業大学

ドキュメントウォールを通したデザイン研究のアプローチについて発表。

2011年1月17日月曜日

California Academy of Sciences

ここ、スゴイ!
でも高! 入場料が30ドル?

2011年1月16日日曜日

ワークショップ@Boston Children's Museum

今回の目的の、もうひとつのイベント。

夜の部、出版がテーマだったけど・・・

2011年1月14日金曜日

ワークショップ@ATRIUM SCHOOL

Environmental Karuta Workshop

本来の目的地、ボストンにやっと到着。
今日は、小学生向けのワークショップ。今回のメインイベントのひとつはこれ。

2011年1月13日木曜日

Field Museum of Natural History

クラッシックな展示の迫力

ここに来たのは今回で2度目。
前回は確か2000年の年度末だったかな。そのときは改装工事をしていて、半分くらいしか観れなかった気がする。
迫力のある剥製動物展示がここの特徴だが、私がうれしいのは剥製と並べて骨格標本が展示されていること。動物モビール作家としては動物の骨格研究は不可欠なのだ。

シカゴdeチルミュー

Chicago Children's Museum at Navy Pier

これまでに取材したExploratorium(San Francisco)やBoston Children's Museumはけっこう広い空間がまず「うわーっ」とあって、各テーマ展示もスペースを広く取って日常の活動とのコントラストを狙っている印象だった。が、このChicago Children's Museumは逆にひとつひとつのテーマ展示空間がどちらかというとチマッとしていて、各テーマの全体がつかみやすく、割とじっくりひとつひとつのテーマを楽しめる印象。子どもたちの動きも、EやBCMは「わー、あっちだー、こっちだー」と駆け回っている感じなのに対して、ここはひとつひとつの小さな空間に密集してモジョモジョ動くので、親も落ち着いてその様子を観ていられる。

Workshop

中でも私のお気に入りは、「TOY WORKSHOP」というコーナー。4月からスタートする我が新しい研究室はこの空間を目指すことに決定!
夢中になっている子どもたちと張り合ってチョキチョキ貼り貼り。
「はい、カンガルー型ペン立て」
こっそり、展示棚に並べてきちゃいました。


Chicago Children's Museum at Navy Pier
http://www.chicagochildrensmuseum.org/
 

2011年1月11日火曜日

ボストンに出発・・・が

ワークショップサポート or 子守り!?

Atrium School でのワークショップと、Boston Children's Museum でのイベント参加が、今回の旅の目的です。今回は完全にサポートスタッフとしての参加。ドキュメンテーションも公式にはやらないので、ちょっと気が楽です。

雪の影響で欠航

十数時間の拘束!?を経てサンフランシスコに到着したら、なんとボストン行きの便はすべてキャンセル!なんということでしょう。
関西からのチームと合流した後、検討の結果、2グループに分かれて、シカゴ経由でボストンに入ることになりました。今晩まずシカゴに移動です。
当初予定していた12日のMITでのプレゼンテーションはキャンセル。なぜかプロジェクトとは全く関係のないシカゴで約2日を過ごすこととなりました。
さて、この先どうなることやら。