2020年4月17日金曜日

マスクをつくる①

絵にしてみたら、どうしても現物が見たくなる。そこで、作ってみた。
まずは、「マジンガーZ」マスク。

1.自分の顔の形に合わせるために

このマスクは、かたちは単純だけど、マスクとしての機能を考えると、ちゃんと顔にフィットさせる必要がある。そこでまず、手元にあった針金で型を作り、形状と寸法の確認を行った。

当初から、ゴムで留めるのではなくて、メガネ風の付け方をイメージしていた。マジンガーは耳の部分はツノになっていてマスクと連動した構造になっている。これもうまく表現しようと試みた。




2.寸法から形を割り出す

針金を使って、鼻と両頬骨に沿わせる形状を取り出すとともに、マスクの正面部、側面尾の長さを割り出した。
これを元に、とりあえず面ごとにパーツ分けして、コピー用紙にラフな形を描いてみた。
そして切り抜いて、組み立ててみる(手ぶれ写真ですみません・・・・)。
うーん、ちょっと小さかったか(左)。適当に継ぎ足して、再度確認(右)。
やはりマジンガーのカチッとした形を再現しないとね。サイズはこれでいい感じ。だがしかし、アゴのエラ部分はもっと下まで伸ばさないと。それから、耳にかける部分はなかなか難しいなぁ・・・。これらをふまえて、型紙制作にとりかかる。

3.試作1号

スキャナ台に乗るように解体して、スキャン。
これを下書きに、Illustratorでトレースして型紙を制作。
そのままプリントアウトして・・・
組み立ててみた。
装着してみると・・・おお、なかなか良いではないか。正面の台形はもう少し下側を絞ろう。あと、耳にかける部分は、いまいちフィットしてない。

4.試作2号

Illustrator上でいろいろ微調整をして、再度出力。
うむ、イメージ通りのかたちになったのでは?

5.ふりかえり

満足度の高い、マジンガーZマスクの試作ができあがった。アゴの下の部分も作るると、安定感が増しそうだ。耳周りの処理は、もう少し検討する余地がある。スリット部分をどう処理するかで、機能性やなりきり感はさらに増しそうだ。
マスクの目的をふまえ、鼻がマスクの中に入るようにしたことで、「結構大きいなぁ」という印象になっている。私の記憶では原作のマジンガーZは鼻先はマスクの中に入っていた。しかし最初のアニメーション版以降、鼻先はマスクの外に出ていたなぁ・・・。

2020年4月15日水曜日

洞爺湖デザインラボ開設準備

今日、ネットワークの設定が完了しました。
これで遠隔授業を洞爺湖から配信できます。

2020年4月13日月曜日

マスクをデザインする、とは?

毎朝、通勤途中に通るドラッグストアには、マスクを手に入れようとする人々の行列。SNSには手作りマスクを話題にした情報も多く流れている。紙製、布製、3Dプリンタでの出力まで。
でも、どうしても気になっているのは、マスクってどうしてこの形なの?ということ。(いや、わかってはいるんだけど)もっと違う切り口のプロダクトとして、マスクのデザインというものがあるんじゃないかな、と。それほど本気で、新しいマスクデザインを作りたいわけではないので、人々のデザインマインドを揺さぶってみよう、と以下の落書きをfacebookにあげてみました。
本来であれば、オリジナルデザインを提示するべきところですが、まずは私の原体験の中にあるマスクのイメージをどうしても描いてみたかったので・・・。
だいたい想定していた知人には想いが届いたようで・・・ウケてよかった。