日本を変えるインフォグラフィックス
"ツタグラ[伝わるinfographics]"
サイトオープン先行イベント Vol.1
facebookで知って、何となく心がザワッとしたので、行ってきました。
「インフォグラフィックス」がすごく誤解されていると思う一方、その価値に期待があつまっているのも解ります。やっと時代が追いついてきたかぁ・・・・というのがあの場の印象というか感想です。
チャンス到来、と信じて突き進みますよ。
2011年9月30日金曜日
2011年9月28日水曜日
2011年9月23日金曜日
2011年9月6日火曜日
2011年9月5日月曜日
グラフィックデザイン勉強会 その1
本日のニュー:タイポグラフィワークショップ
千葉工大デザイン科学科では、今年度から3年生の研究室配属の時期が早まり、夏休み前に仮配属されることになりました。せっかくなので「補講」的に、勉強会を開催することにしました。
本当は全員出席してほしかったけど、まぁ夏休みだし、強制もできないので、有志参加形式の開催です。わざわざ参加する学生たちが得をするように、サービスしているつもりです。
私がデザインを学んだ80年代と現在では、グラフィックデザイン分野の環境や道具も大きく変化しています。かつては、最終アウトプットである印刷物の完成までのプロセスの中に、様々な創造の可能性が含まれていました。企画やレイアウト指定という設計段階だけでなく、写植や版下制作、製版段階にも、手を加える余地が残っていて、そんな手間をかけた作品が世に出る度に、「すんげ〜」「やられた〜」と、多くの刺激を受けたものです。しかし現在は、表現のほとんどが個人のパソコンの中で完結します。アプリケーションソフトを使いこなすことが「デザイン」だと誤解している学生(に限らず)は少なくないと思います。
本質が失われ、形式の保持が目的にすり替わっていくのは人の世の常ですが、大学でのデザイン教育に携わる者としては、後輩たちに、デザインの本質についての「知」と「技」を手に入れて社会に出て行ってほしいと願っているわけです。
今日は「文字のデザイン」をテーマに挙げてみました。日常無意識に使っている様々な書体にはそれぞれデザイナーがいて、彼らが目的を持って文字をデザインしていることを知ってもらい、その文字の持つポテンシャルを引き出すための文字組を考えながら文字を組む。そんな心構えを鍛えたい・・・と思ってのプログラムです。
文字をじっくり眺める
新聞の本文に使われている文字を、100均ショップで買ってきたルーペを使って拡大しながら大きくスケッチしてみました。まずは何も説明せず、それぞれが見た通りに文字をA3のスケッチブックいっぱいに描きます。...画面いっぱいに描く、というのもなかなかできないんだなぁ。
案の定、活字の作りについて(授業で説明したはずですが)理解されていないのがその表現に表れます。細かい部分に気を取られて、文字全体のバランスをとらえることができないようです。
活字にはボディという文字が描かれるスペースが設定されていること、文字が元々ペンや筆の運びでできるかたちを受け継いでデザインされていること、文字にも骨格がありそれに肉としての太さが加わっているということ、似たような書体でもディテールの違いによって全体としての印象が変わること、などを伝えてもう一度スケッチに挑戦。
だいぶましなかたちになったかな。
造形要素としての文字
こんどはちょっと視点を変えて、文字のかたちを削っていってどこまでその文字を識別できるか、という表現に挑戦してもらいました。
これは、デザインされた文字を利用する側として、文字の特徴をとらえて表現に活かしていく手法の引き出しを増やすための練習問題です。大胆に文字を刻んでみると、そこに新たな面白いかたちが浮かび上がります。
文字組で遊ぶ
さて今日の最後は、文字をパズルのピースのように見立てて、組み合わせたかたちによって意味を強調する表現の実験。これも手描きでやりたかったけど、時間の都合やそれぞれのスキルの差も考慮してIllustratorを使いました。
まずはスケッチレベルでいろいろ試し、行けそうなものを選んでブラッシュアップ。
文字の大きさを変えたり角度を変えたりすることで、文字のかたちの面白さを再発見してもらおうという試み。特に、文字の大きさを自在に操ることは、視覚表現に置いて重要なスキルだと思うのです。
さて、参加者に響くものはあったかな?
千葉工大デザイン科学科では、今年度から3年生の研究室配属の時期が早まり、夏休み前に仮配属されることになりました。せっかくなので「補講」的に、勉強会を開催することにしました。
本当は全員出席してほしかったけど、まぁ夏休みだし、強制もできないので、有志参加形式の開催です。わざわざ参加する学生たちが得をするように、サービスしているつもりです。
私がデザインを学んだ80年代と現在では、グラフィックデザイン分野の環境や道具も大きく変化しています。かつては、最終アウトプットである印刷物の完成までのプロセスの中に、様々な創造の可能性が含まれていました。企画やレイアウト指定という設計段階だけでなく、写植や版下制作、製版段階にも、手を加える余地が残っていて、そんな手間をかけた作品が世に出る度に、「すんげ〜」「やられた〜」と、多くの刺激を受けたものです。しかし現在は、表現のほとんどが個人のパソコンの中で完結します。アプリケーションソフトを使いこなすことが「デザイン」だと誤解している学生(に限らず)は少なくないと思います。
本質が失われ、形式の保持が目的にすり替わっていくのは人の世の常ですが、大学でのデザイン教育に携わる者としては、後輩たちに、デザインの本質についての「知」と「技」を手に入れて社会に出て行ってほしいと願っているわけです。
今日は「文字のデザイン」をテーマに挙げてみました。日常無意識に使っている様々な書体にはそれぞれデザイナーがいて、彼らが目的を持って文字をデザインしていることを知ってもらい、その文字の持つポテンシャルを引き出すための文字組を考えながら文字を組む。そんな心構えを鍛えたい・・・と思ってのプログラムです。
文字をじっくり眺める
新聞の本文に使われている文字を、100均ショップで買ってきたルーペを使って拡大しながら大きくスケッチしてみました。まずは何も説明せず、それぞれが見た通りに文字をA3のスケッチブックいっぱいに描きます。...画面いっぱいに描く、というのもなかなかできないんだなぁ。
案の定、活字の作りについて(授業で説明したはずですが)理解されていないのがその表現に表れます。細かい部分に気を取られて、文字全体のバランスをとらえることができないようです。
活字にはボディという文字が描かれるスペースが設定されていること、文字が元々ペンや筆の運びでできるかたちを受け継いでデザインされていること、文字にも骨格がありそれに肉としての太さが加わっているということ、似たような書体でもディテールの違いによって全体としての印象が変わること、などを伝えてもう一度スケッチに挑戦。
だいぶましなかたちになったかな。
造形要素としての文字
こんどはちょっと視点を変えて、文字のかたちを削っていってどこまでその文字を識別できるか、という表現に挑戦してもらいました。
これは、デザインされた文字を利用する側として、文字の特徴をとらえて表現に活かしていく手法の引き出しを増やすための練習問題です。大胆に文字を刻んでみると、そこに新たな面白いかたちが浮かび上がります。
文字組で遊ぶ
さて今日の最後は、文字をパズルのピースのように見立てて、組み合わせたかたちによって意味を強調する表現の実験。これも手描きでやりたかったけど、時間の都合やそれぞれのスキルの差も考慮してIllustratorを使いました。
まずはスケッチレベルでいろいろ試し、行けそうなものを選んでブラッシュアップ。
文字の大きさを変えたり角度を変えたりすることで、文字のかたちの面白さを再発見してもらおうという試み。特に、文字の大きさを自在に操ることは、視覚表現に置いて重要なスキルだと思うのです。
さて、参加者に響くものはあったかな?
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