2011年5月16日月曜日

立体視ワークショップ

卒研ゼミWS その1

連休も終わって、夏までは全力疾走、という時期になりました。我が研究室の4年生たちもそろそろネジを巻いてあげないと・・・。ということで、今日から毎週月曜日は「WSの日」。手を動かしながら、カメ歩きで卒業研究を進めていくことにます。

3D表現がしたい!

・・・ということで、今日は立体視のワークショップ。
もはやテレビも3D時代。しかし、そのしくみも知らずに「うわーっ」と喜んでいるだけでは、デザインを生業とする者としては物足りない。まずは、アナログ表現でその原理を実体験しようというワークショップをやってみました。

立体視の基本

まずはプチレクチャー。「両眼視差」について概説後、様々な立体視表現を共有しました。
両眼視差/立体視/ステレオグラム/3次元ディスプレイ

赤青メガネを制作


さて、いよいよ実制作。まずはメガネの制作から。材料は赤と青のセロファン(ユザワヤで事前に購入)、ケント紙、接着テープなど。メガネをデザインし、ケント紙で形にします。
ちゃんと耳に引っかかるようにデザインしないと、すぐ外れてしまいます。はちまき型は意外といけます。
セロファンは、今回は右目用が青、左目用が赤、としました。
資料で用意した絵本『立体で見る〈星の本〉 (かがくのほん) 』も見るために、この絵本がそうなっているのにあわせました。

▲完成したメガネは現在、研究室に展示中

サインペンでお絵描き

青と、赤のサインペンで絵を描きます。メガネの右目用が青、左目用が赤、なので赤い線に対して青い線が右に寄るほど手前に、左に寄るほど奥に見えます。
ところで人間の目のすごいところは、青い線と赤い線のつじつまが合ってなくても、結構立体に見えてしまうことです。みなさん、見えてるものが真実と思ってはいけませんよ。

最後は展覧会

メンバーが描いた作品をみんなで鑑賞しました。廊下に貼りだして、ギャラリー形式の展覧会です。変なメガネをかけた人たちが廊下をうろうろする姿は、さぞや不気味だったでしょう。
さて、これがちゃんと卒業研究に反映されると良いのだが。