大体の形をイメージできたので、
杉で作ってみたくなった。
手元にあるのは、屋台を作っているときに出た端材で
厚みは18mm。
かなりちっこくなるけど、
まぁやってみよう・・・ということで。
1.まずは端材に切り込みを入れる
まず背中と足の部分に切り込みを入れ、足の部分を彫ってから二つを切り離すのだが、
今回は時間短縮(というか2個作るのは面倒なので)のため、先に二つに切り離した。
師匠が作る八幡馬は、お腹の部分に工夫があった。
一応、それを再現するべく丸みを帯びたラインにしようと試みた。しかし、小口をなけなしの道具(ノミ、カッターナイフ、彫刻刀を駆使)で
綺麗に削るのは無理だった(泣)。杉、柔らかいくせに手強い・・・。
3.頭部を作る
あごの部分に鋸で切り込みを入れ、その深さに合わせて胸の部分を削っていく。
あごから胸のラインができたら、次は両サイドを前足付け根から頭に向かって削っていき、頭部の大きさを確定する。
師匠はこのあと耳を作り、鼻先を削り、タテガミと尻尾を付けて完成、だった。
しかし、今回作るのはシカ。シカは耳が横から生えているので、削って作るのは断念し、別パーツを挟み込むことに。
したがって工程は、まず耳をつける部分に切り込みを入れ、鼻先を削る。それから、耳パーツを作って頭に挟み込み、耳の形を整えたら頭部は終了だ。
4.仕上げ
尻尾の部分を残して背中の面取りをし、額に穴を開けて杉の葉を刺して完成!