2016年12月13日火曜日

拡張現実ピタゴラ装置(その5)ギミック部分の制作(後編)

ビー玉、発射!

この作品の一番のチャレンジは、ディスプレイからビー玉が飛び出す演出だ。さて、プラ段から、ビー玉発射装置は作り出すことができるのか。

試作1

できるだけ少ない材料で、期待通りの動作を実現する構造を模索した。
まずは、ゴムを使ってビー玉を乗せた台ごと弾き飛ばす方法を試してみた。たまたま乗っていた板ゴムを組み合わせ、下記のような構造の発射装置を試作した。


ゴムが引っかからないこと、ちょっとした動きでストッパーが外れる機構、単純な構造、などを条件に組み立ててみた。


さて、試射してみよう。



結果は・・・とほほ。ビー玉台の動きは安定せず、飛距離もあまり伸びない。
台を引っ張る機構の再考が必要だ。

試作2

発射台の安定を図るため、ゴムを左右2本使い、発射台の両側に壁を作ることにした。
こんなカタチになった。トリガーは、発射台自体を上から押さえつけることで、ロックを外す機構だ。


さあ、試射してみよう。



お、行けそうだ。しか〜し・・・
何度も発射していると、発射台がロック機構と接する部分の劣化が激しく、安定して発射できないことが発覚。

試行錯誤の結果、割り箸を使うことで決着した。また、トリガーは発射台を直接押し込むのではなく、ロック部分を押し下げる機構に変更し、確実性を高めた。

試作3

試射しながらでないと開発が進まないので、トリガー部分と土台も含めて制作。


割り箸を刺して、


整ったところで、さあ、試射だ!



お、いける、いけるそ!